よく晴れた日。農工大構内の芝生で紙飛行機を飛ばす。発砲スチロール製のプロペラ付き鳩形は重心が前に傾きすぎててすぐつんのめるように落ちてしまい、しまいにはバラバラに。紙製のシンプルな競技用機はなかなかいい飛行を見せるが鼻の接着が剥がれてきて、やはり耐久性に難あり。今後の課題となる。農工大生の胃袋を満たし続ける東小金井の洋食屋「富士ランチ」で昼食。とりからあげ定食¥730。最早添え物の範疇を越えた山盛りのサラダとスパゲティの皿に、コブシ大の唐揚が小惑星のように5個。山盛りのライス、味噌汁、おしんこ。あまりに普通の家庭的な味に幸福な気分になるも、ノルマとばかりにモモさんの分も手伝ってたら最後には胃袋の限界が来て死亡。目を白黒させながら妊婦のような腹で武蔵小金井まで徒歩で移動。苦しみながらもアイスコーヒーを淹れて一服しながら紙飛行機大会への長い道のりの話などをしていたが、本当に死にそうになってきたので、安楽死のようにしばし昼寝。

夕方、シャワーを浴びて胃薬を飲み、clusterの「sowiesoso」を聴きながらニカハウスへ。昼にあれだけ食って胃はもたれている筈なのに、マヨベーコンフランスなど振る舞われるとつい食べてしまう。仙台への交通手段の話など。植野さんは大阪に行っているので、今日はさやさんと2人で練習。「追憶」のカバーや、さやさんの新旧曲を、オルガン・ピアノ・ギター・ベース・ボーカル・コーラス・タムタムなどで2人でセッションしながらひたすらアレンジをこねくり回す。次回のテニスのテーマはプカプカブライアンズあるいはパット・メセニーライル・メイズらしい。途中、ガレージで一服しながら、互いの人生の轍にこびりついた錆に光を当てなおすような類の話を語り尽くす。最後のセッションでやっとアレンジが有機的になり始め、少し先の希望を眠い目でぼんやり見据えながら終了。